科学の敗北、原発処理水の海洋放流

 原発処理水の海洋放流について韓国から調査団(視察団?)が来日したそうです。韓国は処理水の海洋放流について強い懸念を持っていると報じられています。

 そりゃ韓国としては心配でしょうがアメリカよりも反発が強いのには合点がいきません。隣国だから一番影響が大きいとか言っているようですが、海流の流れがどうなっているのかわかっているのでしょうか。真っ先に海流が到達するロシアが懸念するのはわかりますが韓国周辺に処理水が混じった海水が到達するのは地球を一周した後でしょう。そのころにはかなり希釈され、世界で一番処理水の影響が小さくなっているんじゃないでしょうか。

 安全なら飲んでみろとか農業用水に使えと言いますが、飲んだら当然人体から排泄されて最終的に海に流れるし農業用水として利用したら植物に取り込まれない水はもちろん、人間が食べて排泄されてこれも海に流れます。つまり結果は海洋放流と同じです。うまいことを言ったつもりなんでしょうが気が付いていないんでしょうか。

 科学的というほど高度なことでもない、文系の人間が考え付くようなことに気が付かないのでしょうか。

 狂牛病騒動のときと同じで無知な人間を扇動するのに利用しているんじゃないかとの疑問がわきます。