靖国神社のバカ宮司、なにごとも結果を考えてからすべき

 靖国神社のバカ宮司といっても今の宮司じゃありません。ここ何年かでも、何様のつもりか天皇陛下(今の上皇陛下)を批判するようなとんでもない宮司もいましたが、昭和から平成にかけて長いこと宮司の職に就いていた松平宮司のことです。何をやったかといったらA級戦犯の合祀です。

 A級戦犯の合祀は国内外に反発を呼んで結果として昭和天皇は参拝しなくなりました。上皇陛下は在位中に参拝したことはありませんでした。今上陛下も参拝することはないでしょう。天皇陛下が参拝できなくなってしまったのですから僕に言わせれば不忠の極みです。遺族にとっても天皇陛下が参拝しなくなったのは残念なことじゃないでしょうか。

 昔は外国の公式代表も参拝していたのですがそんなこともなくなりました。松平宮司東京裁判に思うところがあってA級戦犯を合祀したのでしょうが靖国神社にダメージを与えるだけになりました。

 松平宮司はこの結果を予想したのでしょうか。自己満足の代償にひどい結果がもたらされました。

 僕は元自衛官ですから先輩が眠る所として靖国神社に参拝するのですが、靖国神社はどんな国民でもわだかまりなく戦没者を悼むことができる場所ではなくなってしまいました。

 靖国神社は国家が管理する施設でなくなった以上、もしも国土防衛作戦などが起きて自衛官が戦死しても靖国神社にまつられるかは微妙なところでした。A級戦犯が合祀されてしまってはこんな物議をかもすようなところでまつられることはまず不可能になりました。自衛官が戦死したら先輩たちとは別の市ヶ谷の殉職者慰霊碑でまつられることになるんでしょう。なんかショボいですね。

 結果がどうなるか見通しを立てずにひとりよがりなことをすると大変なことになるという例でした。